「木曜組曲」主演:鈴木京香 原作:恩田陸

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以下、軽くネタバレ。

原作は随分昔に読んでて、そのあと映画化も知ってて、気になってたんですが見に行く気にもなれず、ビデオやさんでみかけたので借りてみました。つーか、鈴木京香だし。大好きー。
鈴木京香の役は、煙草をすうんですがね、それがなんとも慣れてない感じでもう萌える萌える。役者としては駄目なんでしょうか。つか、オフィシャルサイト見てたらやっぱりすえないらしい。かわいすぎる。
内容はサイトを見ていただくこととして、全体的に演技まかせな映画なので(BGMも動きも無い中、食卓を囲んでひたすら会話する、とか。ちょっと舞台っぽい)、正直、富田靖子西田尚美、それから加藤登紀子が辛かった、かな・・・・・・・演技つーか、台詞回しが・・・・・・・・・観てるだけで辛そうだったー。浅丘ルリ子はひたすら浅丘様でした。うちのおばーさまに似てるのよね。
鈴木京香は可愛かった。萌えはあとで語るとして、贔屓目は大いに入ってるでしょうが、上手いと思った。さすが三谷組出身ィン! 原田美枝子には文句のつけようが無く。
まあ、演技さえ慣れれば、何とかなる、かなー・・・・・みたいな。
退屈な映画ではありますが。てっか、それこそ恩田陸の「三月は深き紅の淵を」の一話っぽく(マニアックですか・・・・)、ほんとに動きのない話なんで・・・・・・・。「ネバーランド」の宴会部が延々続くような。むしろ映画にするより2時間スペシャルにしたほうが面白かったんじゃないの的な。演出等のクオリティは高いと思うんですが、如何せん、退屈だった。

ただ、ラストスパート掛かってからはうわーーーっと行って、それは凄かった。(原作読んでるからネタバレ知ってると思ったんだけど、ラスト、変わってた、よね・・・・あんま憶えてないけど・・・・映画のが良かった希ガス)てか、ごめん、もう、加藤登紀子の演技は下手ですが(初めて顔見たよ・・・・・大滝詠一の顔を見たときと同じぐらいショックだった・・・・・)、それでも時子(浅丘ルリ子)とえい子(加藤登紀子)の仲には泣いた。や、泣かないけど、あ、これ、私の理想の百合カップルだー・・・・・・・・・ってかんじだった・・・・・。いやマジで。
凄いエロスっていうか、見た感じべたっとした関係に見えるんだけどその実さらっとしていて、だけれども、お互いの中はどろどろしている、みたいな。なんか、凄かった。ひたすら自分のことしか考えてなくて、それを受け入れられて当然と思っている(=依存しまくり)女と、彼女は自分がいなきゃ駄目だ駄目だと思っているけど、彼女が決めたことならどんなに辛くても受け入れてしまう女。置手紙のシーンは本当に、ある種凄絶な色気があると思いました。見ているほうが息苦しくなるような。
ボキャブラリーのなさが哀しくなるくらいツボりました。


そうして、鈴木京香です。絵里子たんです。たまらんよホントに! マダムな静子(原田美枝子)、ださかわいい系の尚美(富田靖子)、原色オサレさん系のつかさ(西田尚美)の中で、もう、一人、ざっくり黒のニットにジーンズとかその調子ですよ。男みたいな姿勢で煙草吸っちゃうよ!(でも上着はおしゃれだった) 黒髪はざっくり下ろしたままだよ!! かーーーわーーーーいいーーーーー!!!! 年取ったな〜〜とは思いますが、本当に美人だよーかわいいよーーーなんかあのオーラがすき。超可愛い。要するに、小雪とか鈴木京香とか、そっち系が大好きなんです。
エコキュート
鈴木京香は真剣可愛かった。



全体として、面白い映画ではないと思うけど、私は好き。そんな感じです。
いい意味で恩田陸っぽい映画だと思う。そういえば恩田陸の小説を映像化したものを見るのはこれが初めてだ。ジャニーズ主演で「ネバーランド」やってましたよね(笑)