テニスの王子様

とりあえず本編の感想のみ。ネタバレあり。反転はしないのでお気をつけてください。皆さんがこの映画を見ることはないという前提で書いていてスミマセン。


感想

今回のコナン映画、出来がよく固定ファンを掴んで離さないコナン映画の舞台が豪華客船。閉鎖された空間モノを得意とする劇場版コナンの十八番です。よくもまあぶつけてきたなぁ、やるなあ。と純粋に思いました。だって負けが目に見えているじゃない、と(まあだいたいテニプリってだけで純粋に映画を楽しみにしている観客がどのぐらいいるのかというアレですが)(むしろテニスがぶつけられた可能性は)。

で、感想。ですよ感想。私、結局2回見たんですが、なんつーか笑いました。噂には聞いていましたが、手塚お前ーーーーーーッ! お前はやっちゃならねえことをした!!(by乱馬) みたいな。恐竜全滅させるのイクナイ! いくら試合だとはいえ対戦相手殺すのいくない!(対戦相手の吸血鬼ばりの不健康さは一体)(むしろ対戦相手フランス人:ジャン・ジャック・マルソー/ドイツ人:アルベルト・シュバイツて!)
なんつーか手塚すごい手塚強い手塚、手塚、手塚、スーパーノヴァでメテオレイン!! いっそライジングインパクト!!!! 前情報を知らない人に説明するとしたら、「なんつーかこうぎゅーっとなってがーーっとなってぐおおおおって恐竜がきてごーーーっときてピカァアアアアっと光って!!!」と、身振り手振りで説明してしまいそうな。手塚すごい手塚。ていうか私、桃城のダンクスマッシュの高さですでに笑いがこみ上げてきたんですが(それ以前に菊○が出てきた瞬間に以下略)(隣にいた友達なんてオレンジですでに笑ってましたよ)、それから徐々に不二が光ったり、手塚が吸引したり、ずおーーっとなってごーーっとなって大変でした。
越前きょうだいに至っては、何が起きたのかも分からない。いっそ奴らが生きているのは事実なのかどうかすら分からない。もしかしたら死んでるのかもしれない(菊○と桃も)友人の友人が言っていたらしいですが、「どこからどこまでが比喩だか分からない」。と。えーと、私は、津波ひっかぶって、水中テニスしているところまでは事実であってほしいと思っています。いいじゃない、水中テニス、クールじゃない。COOL! COOL! COOOOL!!! 間違えて魚とか打っちゃいそうだけど、恐竜全滅に比べたら被害は微々たるものだ。いいじゃない。空中テニスもいいじゃない。クールじゃない。服脱ぐ必要はないと思うけどまあいいじゃない。空中テニス、ハリポタのクィディッチに酷似していたり、ふとした瞬間の表現が劇場版ドラにそっくりすぎてこれまたニヤリでした。思い出せないけど、少なくともラストシーンは、海底奇岩城トゥーマッチ。なんかこういうのって、例えばディズニーやジブリ、コナンで見つけるとゲンナリですが、テニスだし。全部それがアニプリクオリティ☆ で済ませられるし。(クレヨンしんちゃんのオマージュとはまた違ったニヤリです)

悪者=彦麿たんにまったく深みがないところや(鰐の名をかたるなんて百年早い!)(いやかたってませんから)、ゲストキャラであるはずのリョーガをまったく掘り下げてくれないところもテニスクオリティ! だと思いました。正直リョーガを掘り下げなかったのは計算だろうなとも思うんですが、もうちょっと、こうさあ! 


余談ですが、メインに女性がまったく出てこない事実を払拭しようとしているのか、ボンドガールばりに露出度が高かったりえろげばりにマニアックな服装の女子がうろうろしていてなかなかおいしかったです。それと、あの人たち何語で話しているのか良く分からない。客船のお客に日本人は少なかった。



そんな感じでおおむね楽しかったです。ただ、クライマックスはテニスの試合ではなく、船が爆発しそうだったところじゃないかと思うんだが。


萌えキャラは間違いなく、間違いなく、間違いなく、悪いあぶらぎった親父であるところの桜吹雪彦麿たんだと思いました。ヘタレっぷりがなんともいえずベネ。すばらしい! 彼は私にとって萌えの権化のようなオヤジなので、もうそれだけでOKです。
あのいやらしい笑みに成金趣味に、ごてごての指輪! 底の浅い計画! 簡素なおつむ! ヘタレた性格!! えらっそーな態度!! さいっこーーじゃありませんか!! 指輪と葉巻の時点で、クロコダイルキターーーー!!! と大興奮でした。あと目が緑色なのがツボ。いい。