「四日間の奇跡」浅倉俊弥

下で「秘密ネタかよ萎えるよ」と書いていた小説。萎えはしたけど、結局最後まで読みました。ついでに、結構好きでした。少なくとも「秘密」よりは断然。いや、私「秘密」は糞だと思うんですが。東野圭吾自体があんまり好きじゃないのかな。東野圭吾は結構最近の短編(連作?)集、「嘘をもう一つだけ」があまりにくだらなくてあまりにしょうもなかったのでどうしょうもない作家に殿堂入りしてしまったのですが、世間の評価は高いし、文章だってわかりやすくて上手いし、きっと私が読んだのがダメだったのね! と思い有名どころを読んでみたら「秘密」だったわけで。今度は賞でもとったのを読んでみようか・・・(結局読むのか)

あ、すいません話を戻しましょう。
四日間の奇跡」ですよね。
こんな方にオススメ
 ・青年と少女(14歳くらい)のカップルがお好きな方に
 ・むしろ、思春期に差し掛かりだが頭は子供な美少女がお好きな方に。千織ちゃん萌えー!
 ・くたびれた口の悪い医者がお好きな方に。
 ・おしゃべりで活発な女性がお好きな方に。
 ・料理上手な彼氏が欲しい方に。萩原君のオムライス食べたい!
 ・夢破れたちょっと根暗で優しいピアニストがお好きな方に。
な感じ。ええ話の小説なのに、千織ちゃん萌えだけで話を読めるってどういうことだ!!
いや、いい話ですけどね。面白かった。東野圭吾「秘密」はひつこいようだがいただけないが。最後、泣きましたよ。

あれですよね、最後、哀しかったりしてもお話自体の「やさしさ」を感じられる小説が好きなんです。東野氏のは感じられない。や、感じられるんだけど、なんか・・・・・なんかとっても辛い、のかな。シニカルですよね。